漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
最初、漢方薬局に伺ったのは、風邪でのどが痛いことからでした。そのとき出された漢方薬があまりに効いたので、風邪のたびにお世話になっていました。40歳で1人目を出産してそろそろ2人目もほしいと思い、もうすぐ42歳というときに子宝のための漢方相談をしました。
漢方を飲み始め、すぐその周期に妊娠することができました。しかし、胎嚢は確認できたのですが、心拍は確認できず、7週で流産となりオペになりました。その後、流産のため、子宮や卵巣を回復させるための漢方薬を3周期飲み、妊娠しやすい身体作りの準備をしました。43歳になり、諦めかけていたときに妊娠することができました。前回流産しているので、不安でしたが、出産まで体調管理の為に漢方を飲んで無事に出産することができました。ありがとうございます!
この方の体質は、血虚(けつきょ)、腎虚(じんきょ)、瘀血(おけつ)でした。
生理痛があり、塊が多いタイプ。1人目の産後のケアをしっかりしていないと、血虚や瘀血になります。産後は、出産や母乳(中医学では血が色を変えていると考えます)で血を失い、血の足りない状態となります。血が足りないので、中身がないと動かない血流となり、血はドロドロの瘀血(おけつ)状態に。病院の検査でFSHも高くなり卵巣機能の低下がみられました。これを腎虚(じんきょ)といって生殖を司る腎のエネルギーの不足と考えます。血(けつ)や腎(じん)を補いながら、血流を改善する漢方をお出ししました。すぐに妊娠できたのは、良かったのですが、腎(生殖)のエネルギーを補うには時間がかかるもの。流産となってしまいましたので、流産の対応の漢方の後は、再び、血と腎を補いながら、血流を良くする漢方を飲んで頂きました。前回流産となったので、体調管理の維持のための漢方薬を出産まで飲んで頂きました。本当におめでとうございます。大変うれしく思います。
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